アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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深い河(2008年インド旅行記)
DSCN0320.jpg
2008年6月21日 小雨まじりの朝。

この眼でガンガー(ガンジス川)を見た感動は、僕の幼稚な写真技術や拙い文章では伝えきれない。

リシケシでもガンガーは見たが、ヴァラナシで見るガンガーとは比べ物にならない。
圧倒的なんだ。
川幅の広さが圧倒的というわけじゃない。
流れが速いから、汚いから、沐浴している人たくさんいるから圧倒的なんじゃない。
言葉では説明できないけど、存在そのものが圧倒的なんだ。ガンガーは。

この河なら、きっと祈りが届くんじゃないかと真剣に思った。
こればっかりは、このブログを読んでも、ガイドブックを読んだって分からないだろうなぁ。
是非、自分の眼で、ガンガーの流れを確かめることをお勧めする。
そこで何を感じ取るのかは人それぞれだけど、全く何も感じないという人がいたら、
いっぺんガンガーで溺れて、ベンガル湾まで流されてみるといい。
そうすれば、この河の偉大さが分かるって言うもんよ。

DSCN0342.jpg

DSCN0348.jpg
ガートとは、沐浴場のことで、ガンガー沿い数Kmに渡って、大小80以上のガートが連なっている。
それぞれのガートにどのような意味があるのか分からないが、最も有名なのがダシャーシュワメード・ガートで、沐浴をする人や観光客で朝から晩まで賑わっている。
ヴァラナシのガートの中心と呼べる場所だ。
アグラーフォートやラール・キラーの幾何学的に均整の取れた建造物には全く感情移入できなかったが、ガート沿いのヒンドゥー寺院や安宿の無秩序で色も形もバラバラの個性的な建物群は結構、好きなだなぁ。
要はキチンちしているのはどうも好きじゃないんだな。

DSCN0314.jpg
今にも息絶えそうな老婆が、恐らくご主人と息子の二人に支えられるように沐浴しようとしていた。
一歩、一歩、ゆっくりと最後の気力を振り絞るようにして歩く。
老婆に取っては歩くこと自体が苦痛だろうに、それでもガンガーへ向かことを止めない。
目は落ち込み、見るからに生気がない。
鈍感な僕にでも、これから死に行くものの顔だということが分かる。
恐らく、この沐浴が最後になるのだろう。
彼女がどんな人生を送ってきたのからしらないが、その恍惚とした姿を見ていたら正直、感動した。

宗教、宗派に関係なく、あらゆるものを包み込んで流れる深い河。
彼女が最後の気力でガンガーへ向かう姿は、神に頼って生命に執着するというよりは、
やっと死ねる希望の実現のような感じがした。
ガンガーが彼女の生命の最後の一瞬の気力を吸い取って流していくようにも見えた。

ここにいる人は、2種類の人間だけ。
既に死んでいる人とこれから死ぬ人。
死んでいる人たちは、マニカルニカーガートで荼毘にふされている
それ以外は、遅かれ早かれ何れ死ぬ人たち。
僕もそうだ。

インドに来て、厳しいカースト制度の実態を見て、
”死ぬことの素晴らしさ”と言っちゃ御幣があるかもしれないが、身分の差、貧富の格差に関係なく、すべての人が確実に、平等にやってくる死だけが、唯一確かな拠り所のような気がしてきた。
例え人間として最低の生活者だったとしても、最後は、人間として死ねるとしたら、
死も一つの希望なんじゃないかなぁと思った。

DSCN0395.jpg
ヴァラナシは、死者の街と言われているが、ネガティブな印象はない。
ここにいると、生きる事も死ぬ事も同じなんじゃないか!?って感じがしてくる。
もし、生きることが素晴らしいことで、夢や希望を語るのなら、死も同じように夢や希望であっても構わないじゃないかってね。
死んだ後のことなんて、死んだ人にしか分からない。
ほんとに死後に素晴らしい世界があるかもしれないし、無いかもしれない。
でも、どっちでもいいんだ。

僕も死んだら、葬式も墓も要らないから、ガンガーに流して欲しいわ。
別に生まれ変わりたくもないし、成仏しなくてもいいね。
最後はガンガーに流れたい。

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