アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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失われた時を求めて(2009年タイ旅行記)
甚大なる被害に途方にくれたが、じっとしても何も解決しない。

まず、ホテルと警察に被害報告を行った。
ホテル側は当然、知らない、分からないと云う。まぁ、確かにそうだ。
間違いなく自分でホテルの部屋に入り、第三者を部屋に入れて被害にあったのだからホテルに責任はない。
第三者がタイ人ならホテルに入るには、IDカードをフロントに預けなければならないが、
IDなど個人を特定する記録など残っていないだろう。
外国人旅行者がタイ人(主に女性)を部屋に連れ込むことは日常的なことで、いちいち個々の特殊性など気に掛けていられない。
ホテル側から何らかの情報を引き出すことは諦めた。

次にカオサンロード入口にある警察署に趣き、被害について相談したが、こちらも全く役に立たなかった。
第一、いつ、どこで、だれに被害にあったのか全く記憶が無いのだから、警察だって捜査しようがない。
ただ、このとき初めて分かったことは、アーというおばさんから聞いていた自宅の電話番号が嘘だったということ。
警察官が電話したが、存在しない電話番号だった。

好い人にしか見えなかったのに、現時点ではやはり疑うべきはおばさんだった。
少なくとも最後の記憶にある人であるし、あの後、自分が覚えていない事実を知っていることは間違いない。
それにしても、こっちの警察は捜査する素振りも見せない。
最終的には、日本大使館に行けだって。
まったく役に立たない警察だ。

警察署を後にして、次は、おばさん探しを始めた。
記憶に残っている会話の中からおばさんが、カオサン近くのピザーラ(若しくは、他のピザ屋)の傍で洋服の小店を開いているという
情報を手掛かりに、しらみつぶしに屋台、商店を当たってみた。
数軒見て回っただけで、暑さと余りにも当てのない探索にうんざりしてきた。
電話番号だって嘘だったのだから、商売をやっているという話も本当かどうか怪しい。

それにしても周りのタイ人の視線も気になる。
もちろん単なる気になるというだけで、特に意味がある視線というわけでもないのに、僕の方が過敏に反応している。
若しかしたら、僕だけ知らないことだけど、実は、僕が、この街の誰かにとんでもない酷いことを仕出かしているかもしれない。
今まで被害者としか意識がなかったが、若しかして、加害者かもしれない。
彼らはそのことを知っている。(妄想だけど)
そう思い始めると、叔母さん探しどころの話ではなくなった。

記憶を無くすということは、こうも恐ろしいものなのか、
異国のバンコクで、しみじみ思った。


昨日、歩いた道を再び歩いてみる。
若しかしたら、記憶が戻るかも、何かしら、意識の奥の方に引っかかる何かが目に映るかも、
と思いながら歩いてみたが記憶は戻らならかった。

この時点で完全に諦めた。

無いのだ!

金もないが、記憶がない。

完璧にない。

幽かな欠片のような記憶すらない。

無いものは無い。しょうがない。
人生とは諦めることの連続なのだ。

その日は、唖然、呆然としながら、どこかに自分の記憶の欠片でも落ちていないか探すわけでもなく、
バンコク市内とあっちこっち歩き回ってみた。

スクンヴィットのナナ近くで、何気にタバコをポイって投げ捨てたら、警官に呼び止められて罰金1,000バーツを取られてしまった。
(本来、2,000バーツのところを泣きの言い訳で1,000バーツにまけてもらった)

もう、泣くにも泣けず、笑うにも笑えず、ただ呆れるしかなかった。

ドロボーも警官も、僕から金を取ることしかやることねぇのか!
(お前ら全員、後で住所突き止めて、不幸の手紙送ってやる!)

全くついてないにも程がある。
ガッカリを通り越して、絶望したわ。

その時、ふと思った。

なんでやろ?
なんでこんな目にあるんだろう?
コルク張りの部屋で一晩中考えた。

僕は基本的に自己責任を信条に生きている。

自分に起こるすべての事象の因果は、すべて自分に要因があると考える人間だ。

事件の本質的原因は、やはり自分自身にあるのだ。
タイにもタイ人にも問題も原因もない。
自分がレストランにカメラを忘れるという、余りにも基本的な不注意がすべてのきっかけなのだから、
やはり責めを負うべきは自分自身なのだ。

だから、タイにもタイ人にも、不思議と不信感、恨み節、怒りなど・・・全く覚えなかった。
僕の中では、どんな時でもタイは一番好きな国だし、タイ人は愛すべき優しい人たちだ。

こういう事件は、誰にでも、どこででも起こりうることだ。
偶々、今回は、僕が当事者で、場所がタイ、関係者がタイ人だったということで、それ自体に大きな意味があるわけじゃない。

ただ残念なのが、これがホールドアップに合って、現金を強奪されたのならまだ諦めもつくが、
自分の全く記憶のないところで事件が起こったことが一番残念。
しかし、どんなことが起こったとしても、全てを真正面から自分自身で受け止める。

落ち込むだけ、落ち込んだら、急に心が晴れてきた。

旅は続けよう。まだ、ここが終わりではない。
失われた時を求めて、前に進もう。

幸いT/Cは十分に残っている。
まだ隠していたドルキャッシュも十分ある。

いったん立ち上がると、今度は、急にハイテンションになってしまう。
この絶望感、孤独感、焦燥感を埋めるには・・・・

そうだ、タニアへ行こう(京都に行こうじゃないんだから・・・)

やはり、どんな時でも、僕はアホだった
ただ、どうせアホなら最後の最後までアホで行こう!

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