アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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この国はかつて戦場だった(2009年ベトナム旅行記)
以前見た、NHKの戦争に関する特集でのあるエピソードが忘れられない。

第二次世界大戦後、アメリカ軍は、兵士の実際の発砲率を調査したら、正確な数字は忘れたが、20%に満たない比率だったそうだ。
つまり、残りの80%以上が、戦場で発砲すらしなかったというわけだ。
その調査結果が意味するところとは、人間は本質的には、人間を殺すことができない。という至極全うな結論だった。
やはり、人間は善なる生き物。
話がこれで終われば、めでたし、めでたしなのだが、話には続きがある。
アメリカ軍は、この調査結果に愕然とし、如何にして発砲率を高めるか、研究を始めたんだよね。精神科医、心理学者を軍に招いて、心理学的に分析した結果、平素の訓練から人を殺すことに抵抗感をなくすような訓練が必要だという結論になった。

その方法が、テレビや映画でお馴染みの人の形をした標的による射撃訓練だ。
あの黒く人の影の絵に、円を描いた板上の的に射撃する映像を見たことあると思うが、この時の研究を踏まえて考え出された物だと知った。

人間を人間を殺すための兵器に改造するための訓練。
そして、その時の研究の成果がこれです。

03IMG_0494.jpg
ベトナム戦争跡博物館

この施設は、ベトナム側から見たベトナム戦争に関する資料館なので、当然、プロバガンダ的要素がたっぷり含まれているが、ここに展示されている写真の大半は、西側諸国、アメリカの報道機関の写真を使用している。
そういった意味では、単純に被害者ベトナムという視点だけ構成されているわけではない。

04IMG_0493.jpg

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少年心を擽る勇ましい兵器類も見ごたえあるが、こんなもんとっとと廃品業者に渡して鉄くずに再利用すればいいと思う。
実は、実際の兵器に触れるのは生まれて初めてだったが、どれも装甲が思っていた以上に薄いのにびっくりした。
指で押せばへこむものばかり。ぺかぺかなのよ。
軽量化は必然だとしても、これじゃ人間を守る装甲じゃないなと感じた。
兵器は飽くまで、相手を攻撃することが最重要であって、中の人間はやっぱり二の次だということなのか。

06IMG_0498.jpg
中の様子は、こんな感じです。って、こんなんじゃ分からんよね。
すみません、中の様子は撮っていません。
写真撮影不可というわけじゃなくて、撮ること忘れるほど見入ってしまったというか、撮ってもお見せできない内容というか、衝撃的内容でした。

薄々は知っていはいたが、戦争で死ぬってことは、映画みたいに、マシンガンがババババァーンと炸裂して、人が、”うわぁーー”とか云いながら倒れて、息も絶え絶え、”妻に愛していると伝えてくれぇ~”なんて呟いて、ガクって項垂れて死ぬことじゃないんだね。
ここにきて確信した。

戦場で死ぬことは、撃たれた瞬間に、自分が撃たれた事に気づく間もなく、自分が死ぬことさえ実感する前に、一瞬に、肉の欠片、肉片になることなんだ。
誰一人、きれいに死ぬことなんてできない。
ボロボロ、バラバラになって、手頸だけ、足だけ、頭だけになって死ぬことなんだな。
これを見て、やっぱり戦争は仕方がない、自由や平和のためには戦争は必要だと思う人はいるのだろうか?
もし、これを見てもまだ本気でそう思っている人がいるのなら、外人部隊にでも入隊して、好きなだけイラクやアフガンで暴れて、そんで死体袋に納まって帰国すればいい。
手頸だけ無事帰国。家族も喜ぶだろう。

それから、枯れ葉剤散布による後遺症。
これは、酷過ぎる。
僕は、ベトちゃん、ドクちゃんの事例ぐらいしか知らなかったが、本当に衝撃的。
凡そ人の姿をしていない事例がたくさん紹介されていた。(ショックが大きすぎて1秒以上正視できなかった)
当時、アメリカ軍が、これほど人体に影響を与えるものだと知らなかったとはいえ、目的が正しければ(アメリカにとって)、手段も正しいという論理のために、たくさんの人が今なお苦しんでいる事実を、ここを訪れているアメリカ人たちは、どう思っているのだろうか?一人一人に聞いて回りたかったよ。
呑気に写真なんか撮ってる場合じゃないよ。

メコン・デルタ・ツアーはどうでもいいけど、サイゴンに来たらここは絶対に外せない場所だね。
僕らは余りにも戦争から遠く離れてしまっているから、戦争にリアリティを感じなくなっている。
映画やテレビ・ゲームの中の戦争しかしらない。
報道されているイラクやアフガンの戦闘シーンもアメリカ軍のいいとこ撮りだから、さっぱり緊張感が伝わらない。
イラク戦争時、アメリカでは死体袋の放送が規制されていた。
それが解禁された途端に、世論の反響が大きかったそうだが、中身をパカって開けて見せればいいんだよ。
自分の子供や友人の肉片がそこに映っているのを見たら、さあ、戦場へ行こうなんて気が起きるかね?
それを調子のいい戦争映画ばっかり見てるから、アメリカは、いつも正義の味方のような錯覚から目が覚めないだな。

07IMG_0509.jpg
帰り道に学校があって、ちょうど学校が終わったのか、帰宅の迎えを待つ子供たちがキャッキャ遊んでいた。
この子たちのお爺ちゃん、お祖母ちゃん世代が若かった頃、この国は戦場だったんだよね。

人類の英知は、如何に戦争しない世界を作るために使うべきだと僕は思う。
この子たちが、二度と戦火に見えないために、無い知恵を絞ろうではないか。

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