アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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驚愕のタイ式葬式
ヤーイは、深夜2時過ぎ、ピックアップバンの荷台に毛布に包まって帰宅した。
タイでも、救急車はもちろんあるし(正し、全て民間で有料。殆どが中国系財団が営利目的というよりは、社会貢献のため運営している)、普通に見れるけど、そういえば、霊柩車らしきものは見たことがない。
そもそも霊柩車で遺体を運ぶシステムがあるかどうかも分からない。
バンコクなど大都市ではあるのかもしれないが、この田舎村では、そんなものあるようには思えない。
とはいえ、ピックアップバンの荷台で…というのは、ちょっと、あれかなぁ…まぁ、いいか、ヤーイもそんなこと気にするタイプでもなさそうだから。

僕の家の隣が、ヤーイの娘、僕の彼女の叔母さんの家で、そこで葬式が行わることになった。
ヤーイは、その家の居間に安置され、蚊帳で囲われる。
蚊帳は、恐らく、ハエなどの虫が寄り付かなくするためだろう。
南国なんで、当然の処置と云える。

その蚊帳の中で、眠っているように死んだヤーイに挨拶する。
口がへの字のまま固く結ばれていて、とても安楽に死んだとは思えない表情だった。
額を触ってみると、なんと、びっくり暖かい。
人が死ぬと、冷たくなると、その時まで思っていたが、死後、1時間、2時間程度は、まだ温もりが残っているんだ。
恥ずかしながら、この時、初めて知った。

それから、特に何するわけでもなく、かと言って眠れるわけでもなく、早朝までぼんやりと時間が過ぎて行った。

朝6時頃、徐々に人々が集まってくる。
親族はもちろん、村の男たち、女たち、若い者、年寄り関係なく、ぞろぞろと集まってきた。
そして、この時から、4日間に渡る狂乱のタイ式葬式が始まった。


これから紹介する葬式風景は、あくまで、僕が住んでいる地域の一般な葬式風景であって、北タイ、タイ東北部(イサーン)には、それぞれ独特の葬式習慣があり、また、中国系タイ人の葬式もまた、異なる。


1日目
祭壇と僧侶が読経を唱える雛段や弔問客を迎えるテント小屋、その人たちに振舞われる食事をつくる調理場などを村の男たち総出で設営する。
DSCN3380_1.jpg
中々立派な祭壇でしょう。
ヤーイの家は、別にお金持ちというわけでない。寧ろ、貧乏のさらに下ぐらいで、また、特に村の大物家族というわけでもない。
極々、ありふれた普通の婆さんだったけど、祭壇だけは、身分不相応なくらい立派なもので、ただ、タイでは一般家庭でもこれくらいは普通らしい。
インドネシアのバリ島の葬式は、観光ツアーになるほど、その豪華さで有名だけど、この地域の葬式も、有り金すべて使い切るくらいの勢いで、豪華絢爛な葬式を演出する。
詮無い人生だけど、せめて葬式ぐらいは、立派に、豪華に送り出してあげたいという残された者たちの気持ちの表せなのかもしれない。

まぁ、これだけなら特に驚くべき葬式というわけではないが、タイにあって、日本の葬式には絶対に無い物(日本以外でもあるとは思えないが…)がこれだ。

DSCN3445_1.jpg
この巨大スピーカー。一体、何に使われるか分かりますかぁ??

(答え)
大音量で、音楽や僧侶の読経を流す。

タイ式葬式に自分が参加するのは、初めてだが、葬式自体は、珍しいことでないので、巨大スピーカーで超大音量で、タイ民謡やタイPOPが流されるのは知っていたが、自分の家の目の前に、これが設置され、そこから飛び出した音楽を聴いた瞬間、めまいがして、吐きそうになった。

葬式と大音量の音楽。
一体、どういう関係があるのだろうか??
誰に聞いていも、普通なこと、当り前なことなので、的を得た答えが得られない。

恐らく想像だが、

① なるべく陽気に、明るく死者を送りだしたい。
これには、さらに2つ理由があって、一つは、死者が生前にそういう希望を遺族に伝えてる場合。もうひとつは、お化け(ピー)が怖いので、暗くしんみりした葬式に耐えられない。

② 遠くまで、周囲に、葬式があることを伝えるため。

僕は、②の説には、かなり説得力があると自負している。
というのは、普段、生活していて、どこからとなく、大音量の音楽が聞こえてきたら、結婚式か葬式かタンブンパーティーの何れかで、遠くから来る来客者は、その音が目印になるというわけだ。
日本なら、葬儀会社の社員が、道角などに立て看板もって立って、弔問客を誘導する、それと同じ効果があるのだと思う。
結婚式、葬式は、世界中どこででも行われる普通の習慣だが、タンブンパーティーは、タイ国のみ習慣だと断言していいと思う。
タンブンは、タイに旅行した経験がある人は、一度は耳にしたことがある言葉だと思うが、”徳を積む”というタイ仏教独特の教えというか習慣で、そのパーティというのは、大抵は、お金持ちか、そうでなくても、息子、娘が大学を卒業したとか、宝くじに当たって、かなり纏まった額の臨時収入が有った時などによく行われる。
これは、タイ南部のイスラム教徒の多い地域は、ちょっと分からないけど、それ以外の地域では、どこでも普通に行われている。パタヤに住んでいた時も何度か見たことがあった。

何にせよ、理由があるにせよ。しかしねぇ・・・ほんと、想像を絶する大音量なのよ。
ロックコンサートなどで使用される大スピーカーとサイズは同じくらいだから、凡そ、見当が付くと思うけど、
それが、朝6時から9時と、夕方6時から9時ぐらいの間、タイ民謡、タイPOP、仏教音楽、読経が鳴り響く。
夜もキツイが、朝のそれが一番キツイ。
死人も立ち上がるような爆音と振動で起こされる。実際、置物や時計が振動で壁から落ちた。
これが4日間続く。

葬式初日のクライマックスは、僧侶たちの読経。
夜8時から約1時間続く。

DSCN3403_1.jpg
この葬式全体でどれくらいの費用が掛かったか、調査不足で申し訳ないが分かりません。
パッと見て、100,000バーツぐらいではないだろうか。
弔問客は、日本の弔慰金同様のタンブン(お布施)する。
ただ、そのタンブン全てが葬式代に使われるか、と云うとどうもそうではなさそうだ。
かなりの額が、この僧侶たちへのタンブンとして使われる。
尤も、それも葬式代の一部と考えれば、大半は、弔問客のタンブンで賄われるように思われる。
僧侶の読経も、4日間行われ、その都度、タンブンを渡す。
けして裕福な人たちが多く住む村というわけでもない。寧ろ、平均以下の貧乏村の住民の割には、実に気前よくタンブンする。
それだけ、熱心な仏教信者ということなんだけど、どうもそれだけではない気がする。
これについては、後ほど説明する。

日本の仏教は、葬式仏教など揶揄されるけど、タイでも葬式は、僧侶たちにとっては、”稼ぎ時”には違わない。
もっとも、これらタンブンは、あくまでお寺に対する寄進であって、僧侶個人のポケットに入るお金ではない。と思われる。(実態は、ちょっと怪しいけどね…)

葬式の具体的な内容だが、遺族による弔辞や故人を偲ぶ演出など一切ない。
主役は、僧侶による読経で、遺族、親族は、完全に裏方に徹する。
葬式の進行は、村の長老みたいな爺さんが一切取り仕切る。
それなんで、見ていて、一体、誰がこの葬式の喪主なのか最後まで分からなかった。

弔問客は、黒か白の普段着で、礼装(ただの背広だけどね)を着用していたのは、僕ただ一人だった。
それなんで、面白かったのは、僕が日本人(外国人)で、背広来ているから、なんか偉い人だと勘違いされて、すれ違いざまに、”ワイ”やお辞儀されたり、子どもたちは、僕の目の前を通るたびに、頭を下げて通り過ぎる。
彼女曰く、どうも学校の偉い人と勘違いしているらしいとのこと。
僕も調子にのって、子供たちがお辞儀すると慇懃に僕もお辞儀して、なんだか自分が偉い人になった気分で、ちょっと気持ちいい。

ここらでは背広を着ている人が珍しいし、そもそもタイでは上流階級、公務員、特権階級ぐらいしか背広を着ないので、反射的にそういう階層の人だと思って、謙っているのだと思う。
なんだか、ちょっと悲しいタイ人の習性を見た。

僧侶の読経が終わり、退出すると、葬儀初日の一切が終了する。
弔問客も帰り、音楽を終了して、やっと静かな通常生活に戻れる…と思ったら…

驚愕のタイ式葬式は、これで終わりではなかった…

葬儀終了後、日本はおろか、世界中どこさがしたても有り得ない光景がそこにあった。

それは何か!

気になる??

続きは、次回ね!


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