アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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これが人生か。よろしい、もう一度
初日の僧侶の読経は、夜9時に終了、音楽も止まり、弔問客が続々帰宅する…はず。

あぁ~やっと静かな日常に戻れる…と思ったら、振り返ると弔問客が全然帰らない。
所々で酒盛りが始まっている。
まぁ、日本でも似たようなもんだからいいでしょう。
でも、なんか変だなぁ。所々で弔問客が集まっている。
なんだろ?様子を伺いに近づいてみると…なんと、なんと…

博打している。

なんでよ~!?葬儀場で博打しているのよ~!!

ありえへん。なんで?なんで?と彼女に聞いたら、普通なことだってさぁ。
葬儀とか結婚式と人が集まるところ気が付くと鳥羽一郎が歌っているでなく、賭場が開かれている。

博打の中身は、サイコロを転がして出た目を当てる"チンチロリン"ってやつと、ポーカー。
掛け金は、最初は、5バーツ、10バーツぐらいから始まるが、時間が経ち、客が熱くなってくると、20バーツ、40バーツと掛け金もアップしてくる。最終的には、100バーツ単位の掛け金になっていた。

因みに、タイでは勿論、博打は違法です。
従って、僕が見た、葬儀場賭場は、当然、違法ですが、田舎村の貧乏人たちのチンケな博打をいちいち咎める警察はここにはいません。
第一、隣家の主人が警察官だから、彼も葬儀に参加していて、ここで博打が行われていることは当然知っています。
昨日と今日の区別がつかないど平凡な毎日が延々と続く田舎村では、博打は、ささやかな娯楽、息抜きなんですよ。
警察も分かっているから、何も云わないし、誰も咎められない。
そういう意味では、豪華絢爛な葬式も日常からの脱却するための一種の娯楽のように思えた。

それで、お前は、博打はやったのか?と思われるでしょう。

僕は、こう見えても(どう見えるか知らんが)、生まれる前からギャンブラーです。
やらないわけがない。やりましたよ。
僕と彼女は、潤沢な資金をたっぷり投資して、そして全部、持って逝かれましたわ…
賭場は、初日と2日目だけ開催されて、その2日間で、多分、700~800バーツぐらい負けたかな?
彼女の弟(まだ、高校生)は、それと同じくらい勝ったと思う。
基本的に博打は、胴元が儲かる仕組みになっているから、一つの賭場当たり、その日だけ2,3万バーツの収益があったんじゃないかな?
中々効率のいい商売だけど、所詮は違法なんで、いつもいいことばかりじゃないでしょう。
偶に、警察が”みかじめ料”欲しさに、摘発して、売上をごっそり持っていかれる、なんてこともあるでしょう?
タイの警察は、ヤクザとやっていることは大差ないと云うか、殆ど”表のヤクザ”みたいな組織だから、この国で2番目くらいに始末が悪い。(1位は、大きな声では言えないが、タイ国軍)

葬儀初日は、そんな感じ、朝方近くまで賭場が開かれていました。
次の日も、初日の”焼き増し”のような日で、弔問客が来て、飲んで食べて、僧侶が読経を上げて、占めは賭場で終わる。

葬儀3日目がいよいよ出棺。火葬だ。

これも日本と大きく異なる。と云っても、上座部仏教らしい葬儀風景だ。

DSCN3418_1.jpg

このチビッ子坊さんたちは、皆、ヤーイの孫たち。
これも”タンブン”の一つで、親族が1日だけ出家して、死者のために”徳を積む”ことらしい。
ただ、出家するだけでなく、彼らに与えれた重要な仕事が、お寺(火葬場)まで、棺桶を誘導すること。

DSCN3465_1.jpg
ヤーイの棺桶を乗せたピックアップバンと棺桶から紐(糸)が伸びている。

DSCN3464_1.jpg

その糸を正式な僧侶を先頭に、即席チビッ子僧侶たちが曳く。
今回は、無かったが、別の葬式では、さらに”チンドン屋”のようなバンドがピックアップバンの上で音楽を演奏しながら、お寺まで練り歩くこともある。

火葬場に付くと、またまた、びっくり。
村中の人が全部集まったのではないかと思えるほどの人数が、火葬場を取り囲んでいる。
しかも、この村の郡の首長まで来ているではないか!
ヤーイは、どんだけ大物だったのか…と思ったら、これも普通の事らしい。

DSCN3478_1.jpg
これが、タイ式火葬場。屋根から煙突が出ているのが分かりますか?

ここでも僧侶の読経、タンブン(お布施)の後、弔問客(殆ど村中の大人たち)全てがヤーイに最後の別れを告げる。
日本なら、その後、火葬が始まって、燃え尽きたら、親族が箸で骨を拾う作業があるんだけど、タイでは、実際の火葬前に、親族も弔問客もぞろぞろと帰り始める。
僕らも、棺桶に火が放たれる前に、お寺を後にした。

だから、その後、ヤーイの遺灰がどうなったか分からない。

え?と思われるでしょ。

実は、中国系タイ人以外は、タイでは、お墓は作らないんですよ。立派なお墓があるのは、中国系タイ人だけなんですよ。
それじゃ、遺灰は、どうなるのか?

それが、普通に捨てられるらしい。”不浄の森”とか”神聖な森”だか、どっちか忘れたけど、そんな名前の遺灰を捨てる専用の場所があって、そこに、まかれて終わりです。

何ともあっさりしているというか、味気ないというか。
当然、位牌も無いし、仏壇もない。遺影を飾るということもあまりしない。(少なくとも我が家にはない)

葬儀は、4日目もあって、初日、2日と同じく、弔問客が飲んで、食べて、僧侶の読経で全て終了。

葬儀場も撤収されても、まだ、何人かは、残って酒盛りをしている。

その次の日も、誰彼ともなくやってきて、飲んで、食べて、くっちゃべっている。

そんなにヤーイを惜しんでいるのか…と思っていたら、実は、これまた事情が違うんだよね。
みんな集まって、何話しているのかと思えば、それは、お化け(ピー)の話。

つまり、どこそこで、ヤーイのピーが出た。昨日、夢でヤーイが現れた。
ヤーイの旦那さんも、昨日、家にヤーイが帰ってきて、泣いていたなどなど。。ヤーイのピー(お化け)の話で盛り上がっているだよね。
さすがに、これにはアホか!と思ったけど、ここの人たち、尤も、タイ人の殆どが、お化け(ピー)の存在を信じている。
それはもう、ビックリするほど信じている。疑う余地もなく信じている。
面白いから、僕もヤーイのピーを見たとウソついたら、彼女も彼女のお母さんの信じちゃって、これはいかんと、しつこくタンブン(お布施)しろと責め立てられ、お陰で余計な出費(タンブン)がお財布からヤーイの元へ逝ってしました。

以上が、タイ式葬式のほぼ全貌です。

"これが人生か。よろしい、もう一度" By ニーチェ

嫌だ!絶対に嫌だ

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