アジアの果てへの旅~インド・タイ・バリ島・カンボジア・ベトナム・ラオス・ニューヨーク旅行記

英語ダメ、汚いのダメ、小心者でメタボな不惑の男のインド、タイ、バリ島旅行記。汗と涙と牛と牛のウンコと下痢との戦いの記録。怒涛の一人ボケと突っ込みの嵐

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驚愕!これがタイ式警察の取り調べ!
古い話で恐縮ですが、1年前のことです。

彼女とバンコクに遊びに行った時、サイアム駅のMKB(マーブンクロン)センター内の本屋で買い物を済ませ、店から出ようしたら、後ろから店員に呼び止められた。
このクソ店員、ワシらを万引き犯と見間違えたのか?と一瞬、見紛えたが、店員が”カメラ○×△・・・・云々”と申すではないか。
”はっ!”と思い、ディパックのサイドポケットを探ると、そこ有るべきコンパクトデジカメが無くなっている。
”やられた!”と思ったら、その店員が、万引き犯が、ディバックからカメラを抜き取る瞬間を見ていて、近くにいた警備員に、取り押さえさせたということだった。(偉いぞ!)
店前に警備員に羽交い絞めされている人の良さそうな30代の男がいた。
早速、その場で、男の荷物を調べたら、案の定、僕のカメラが出てきた。
以前もカメラと大金を盗まれたが、タイ滞在2年以上で、だいぶ気が緩んでいて、迂闊にもサイドポケットに、盗んでくれと云わんばかりにカメラを入れていた自分の不注意なのだが、今回は、犯人がその場で捕まり、カメラも戻ってきて一件落着…
めでたしのはずだったのだが…、事件の余波は、その後も続く…

僕らは、カメラも戻ってきたし、”そんじゃ、お疲れさん、後はヨロシク”とその場を立ち去ろうとしたら、事情聴取のため、MBKの警備室まで同行をお願いしますということになった。
何だか面倒な話になりそうな気配が濃厚だが、万引き事件の被害者だから、それも仕様がないと諦めて、羽交い絞めされたままの万引き犯と一緒に、MBKの警備室に向かうことになった。

警備室で、万引き犯の取り調べが始まると、僕のカメラ以外にも複数のカメラと複数の携帯電話が出てきた。
万引き犯は、全部、自分の物だと主張しているようだが、どうみても怪しい。しかも、IDカード(7歳以上のタイ国民に発行され、所持が義務付けられている)を持っていないため、不法滞在者の可能性も出てきた。

警備室で1時間ほど、取り調べに付き合わされて後、万引き犯は、警察に引き渡されることになった。
カメラも取り戻せたし、犯人の素性なんて僕らには関係ないので、今度こそ”そんじゃ、お疲れさん、後はヨロシク”と立ち去ろうとしたら、今度は、万引き犯を連行するためにやってきた警察官に、警察署までご同行お願いしますということになった。

段々、面倒臭いを通り越して、腹立たしくなってきたが、今度の相手は、警察官だから無下にも断れない。というか、被害者だから当然か…

ピックアップバンの警察車両に、警官2人と僕と彼女と万引き犯が乗り込む。

え?マジ?

警察車両は、1台だから、疑う余地もなく、そうなんだろうけど、犯人と一緒の車で警察署に行くの~マジかよ。
正直、これには超ビビった。
日本では、こんな経験したことないから比較しようもないが、日本でも犯人と被害者が同じ車で警察署に向かう、なんてことあるのかね?
前座席には、警官2人、後部座席に、犯人、僕、彼女の順番で座る。
一見、人の良さそうな万引き犯だけど、もし、これが実は、凶暴、凶悪な人物で、車内で暴れてたりしたら、真っ先に何かされるのは、ワシではないか?おい、おい、勘弁してくれよ。
右を向くと、平然と万引き犯が座っている。左を向くと、彼女が、呑気に友達に電話して、警察への連行模様を車内から実況中継している。
なるべく万引き犯を刺激しないように、気を使いながら、MBKを出発して、10分ほどで最寄りの警察署に到着した。

警察署に到着すると、署内の職員室みたいな場所に、万引き犯と僕らは連れて行かれた。
その後、万引き犯だけ別室に連れて行かれるのかと思ったら、その部屋の僕らの目の前で取り調べが始まった。
タイ警察は、何考えとんねん、被害者の目の前で取り調べするなんて考えられへんわ。

ただ、タイ式とは云え、本物の警察の取り調べを間近で見られる貴重な体験をさせてもらった。

タイ式の取り調べ方法が面白かった。(尤も、日本式も知らないから比較できないけど)
まず、一人目の警察官が、万引き犯の持ち物全部を机に並べて、”これは、どうした。これは・・・”って感じで尋問する。
IDカードがないので、不法滞在者の疑いがあるので、
警官:”出身はどこ?”
万引き犯:”ローイェット(タイ東北部の都市名)”
警官:”学校の名前は”
万引き犯:”○×△・・・”
警官:”お父さんの名前は?”
万引き犯:”○×△・・・”
警官:”お前はウソをついている、お前はラオス人だろ!”
万引き犯:”・・・・・・”

すると、周りにいた、他の警官3、4名も”そうだ、そうだ、ラオス人だ(ラオ、ラオ…)”と相槌を打つ。
最初の警官の取り調べに対し、万引き犯は、一貫してラオス人であること否認しているようだ。

次に、2人目の警察官に交代して、前者と同じような質問を繰り返す。
すると、回答に齟齬があれば、”なんだよ、お前さっきと話が違うじゃないか”てな感じ、鋭く突っ込む。
3人目、4人目も同じような質問を繰り返す。
中々上手いやり方というか、若しかしたら、取り調べの常套手段なのかもしれない。たぶん日本も同じなのかもしれない。
余程、怜悧な犯人でも無い限り、ウソはつき通せるものじゃない。
結局、万引き犯も観念して、ラオス人の不法滞在者であること認めた。

犯人も殆ど認めているのに、最後の締めというか、その場にいた警察官の中では1番の上司っぽい男が室内に入ってきて、
まるで儀式のように最初から質問をやり直し、その内容で調書を作成して、取り調べ終了。万引き犯の"完オチ”である。

最終的に分かったことは、万引き犯は、ラオス人で不法滞在者。
普段は、パタヤで物乞いをしている。たまに、バンコクまで出かけて万引きしているそうだ。
(本当かどうか怪しいもんだが…、万引き犯がラオス人であることは間違いないだろが、本名と本籍とかどうやって確認するんだろう…)
その当時、僕と彼女は、パタヤで暮らしていたので、”普段は、パタヤで物乞いをしている”という供述にビクッとした。
タイに訪れたことがある人の中には、物乞いの多さにびっくりする人もいるかと思う。
タンブンという仏教の教えに基づく、喜捨の習慣があるため、それ目当ての物乞いが非常に多い。
ただ、以前、ニュースで見たけど、バンコクのスクンビット界隈で物乞いをしている人を一斉検挙したら、半数は、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどからの不法滞在者だったそうだ。
彼らは、自国で食えないから自ら意思やってきたのではなく、背後に、マフィアからほぼ誘拐同然(若しくは、人身売買…子供の物乞いに多い)で連れて来さされて、衣食住を提供する代わりに、彼らに物乞いをさせ、その”売上”を巻き上げている。
観光地などで見かける物乞いの半数は、”マフィア物乞い”というか、”職業物乞い”だと思って差し支えない。
何とも善意も台無しにされる話だが、タイ人は、そんなこと百も承知して、タンブンする。
それは、タンブンは、物乞いや困っている人のためにするのではなく、自分のためにするものだから。
現世で幸福になるため、縦しんば、それが叶わなくて、来世で素晴らしい人生が送れるよう、日々、”徳を積む”。
これがタンブンの本質なのだ。
物乞いの実態を知った時は、安易にお金を上げるのは、考えもんだなぁと躊躇したが、タンブンの本質を知ってから、何か願い毎がある時など、物乞いにタンブンするようになった。

話を元に戻すと、洗いざらいゲロした犯人は、顔写真を取られ、供述調書にサインする。
僕も被害者としてその調書にサインする。

この後、僕らと犯人は、さらに上の上司の所まで行って、供述調書に上司の印鑑を押下するところまで付き合わされる。
さらに、頼んでもいないのに、この万引き犯が、牢屋にぶち込まれるところまで見させられる。

ここまでの一連の犯人取り調べを間近で見て、ふと、思ったのは、TVや新聞で、窃盗犯、強盗犯が、机の上に盗品と所持品(大抵、銃器を麻薬を持っている)を並べ、犯人は椅子に座らさせ、その後ろには、"ドヤ顔”の警察官と被害者が並び、取材陣が、犯人と被害者、両方に取材しているシーンだ。
僕の場合、チンケな万引き犯なので、新聞のTVも勿論、居なかったけど、大きな事件なら、被害者と報道陣の目前で取り調べが行われるのかなぁと思った。

カメラが盗まれたことを店員に知らされてから4時間後、全て終了し、解放された。
自分の不注意がきっかけだけど、お陰でその日は、予定は全てキャンセルとなった。

さて、その後、万引き犯は、どうなったと思うますか?

僕も知りませんが、恐らく、裁判も開かれず、ラオスに戻ることもなく、どこかで、また、同じように物乞いしながら、万引きを繰り返しているでしょう。

というのも、後で、この件をタイ人の友人に話したら、この手の小さな事件は、100%間違いなく、その日のうちに釈放されるらしい。
しかも、正規の釈放ではなく、賄賂(500~1,000バーツ)を看守に渡して、”そんじゃ、お疲れさん、後はヨロシク”って娑婆に戻って、また、同じことを繰り返すのが、普通らしい。
確かにねぇ、カメラ、携帯電話の万引き程度でいちいち裁判を開いて、刑務所送りにしていたら、1日でタイの刑務所は満員になるだろうし、まして、ラオス人の不法滞在者なら、ラオス大使館に通報して、ノンカーイまで連れて行って、引き渡して、なんて面倒、かつ、費用も掛ることをご丁寧にやるほど、タイ警察も暇じゃない。
正式に確認したわけじゃないし、タイ警察がそんことしているなんて認めるわけないが、妙に納得できる話だと思った。

ただ、こっちは、パタヤでばったり出会ったりして、”お礼参り”でもされたりしないか、気が気じゃなかったわ。

恐らく大半の日本人は、やっぱりタイは、治安が悪い。そう思われるでしょうが、実際、住んでみると車の運転(特にバス)以外で、身の危険を感じたことは一度もない。
それじゃ安全か?と云われれば、日本よりは、ちょっと危険かな。
例えば、統計的には、殺人事件(銃犯罪が非常に多い)の認知件数は、日本の約1.5倍。滅茶苦茶多いというわけではないが、検挙件数は、約50%。つまり、殺人事件の2件中1件は、未解決ということだ。
従って、旅行でタイに来て、運悪く、殺されちゃったら、自分を殺して犯人が捕まる確率は、50%なんで、くよくよせず、迷わず成仏するしかない。(んなことできるか!)

1日3、4件ペースで殺人事件が起こっている割には、テレビで、殺人事件の報道されることは少ない。
(新聞では、"衝撃写真”付きでよく取り上げられる。)
以前、アメリカに滞在した時も、思ったよりテレビでは、殺人事件を取り上げない。
日本は、件数自体は、アメリカやタイより遥かに少ないはずなのに、報道される総時間は、両国より長いんじゃないかなぁ。
だから、犯罪自体は減少傾向なのに、凶悪犯罪が増えた印象だけが強くなる。
これはこれで、困ったものなのだが、タイの場合、事件、事故の決定的瞬間が防犯カメラに写っていたりしたら、その映像と共に大きく取り上げらる。
よく見かけるのが交通事故の映像や窃盗、強盗の映像だけど、昨年、殺人事件の凄い映像が放映された。
事件の場所は、ネットカフェで、数人の客(殆どが少年)がネットゲームに熱中している最中に、フルフェイスのヘルメットを被った男が、店に入るなり、拳銃を数発発砲して、何事も無かったかのように店から出ていった。
撃たれたのは、店主で、即死。
まるでというか、犯罪映画のような映像で、逆にリアリティーがないというか、映像に映っているネットカフェにいた子供たちも、一部は事件に気付かず(ヘッドフォンしてシューティングゲームでもやっていたのかな?)、気付いた子供も、泣き叫ぶこともなく、当たりをキョロキョロ見渡して、”え?え?何?”てな表情が映っていて、とても印象深かった。
余りにも現実離れした出来事に、何が起こったのか、子供たちには理解できなかっただろうし、大人だって同じだろう。
目の前で殺人が行われるなんてこと、普通の人ならまず、日常、想定することさえない。
その防犯カメラの映像が決めてとなって、犯人は、直ぐに捕まったけど、大半の殺人事件は、未解決のまま忘れ去れてしまう。

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